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反回神経麻痺

「急に声がかすれた」
「声が弱く、息がもれる」
「飲み物でむせるようになった」
「手術のあとから声が変わった」

このような症状がある場合、反回神経麻痺の可能性があります。

反回神経は、声帯を動かす重要な神経です。
この神経が障害されると、声だけでなく、飲み込みや呼吸にも影響が出ることがあります。

こみせ通りクリニックでは、青森県黒石市大字前町にて、耳鼻咽喉科・頭頸部外科の立場から、反回神経麻痺の診断と治療を行っています。
声の変化を「年齢のせい」と片付けず、原因を丁寧に探ります。

反回神経とは

反回神経は、迷走神経という大きな神経から分かれ、首から胸を通って再びのどへ戻ってくる神経です。

この神経が支配しているのが声帯です。

声帯は

・声を出す
・空気の通り道を調整する
・飲み込むときに気道を閉じる

という重要な働きをしています。

そのため、反回神経が麻痺すると、声・呼吸・嚥下に影響が出ます。

主な症状

・声がかすれる
・息がもれるような声
・大きな声が出ない
・長く話せない
・飲み物でむせる
・咳が弱い

片側だけの麻痺と、両側の麻痺では症状が異なります。

片側麻痺

声のかすれが主症状です。

両側麻痺

呼吸が苦しくなることがあります。
緊急対応が必要な場合もあります。

原因

反回神経麻痺の原因はさまざまです。

手術後

・甲状腺手術
・食道や心臓の手術
・頸部の手術

神経の近くを操作するため、影響を受けることがあります。

腫瘍

・甲状腺腫瘍
・肺がん
・縦隔腫瘍
・食道がん

反回神経は胸部を通るため、首だけでなく胸の病気が原因となることもあります。

ウイルス感染

ウイルス感染後に神経が障害されることがあります。

原因不明

検査をしても明確な原因が特定できない場合もあります。

重大な疾患を否定(危険な病気ではないことを確認すること)することが非常に重要です。

当院での検査

・喉頭ファイバースコープ検査
・声帯の動きの評価
・頸部の触診
・必要に応じた画像検査の紹介

声帯の動きを直接確認し、麻痺の有無と程度を評価します。

治療について

原因や重症度によって対応が異なります。

経過観察

神経が回復する可能性がある場合、一定期間様子を見ることがあります。

音声リハビリ

発声訓練により、残った機能を活かします。

手術治療

・声帯内注入
・甲状軟骨形成術

声帯の閉鎖を補助する手術を検討することがあります。

予後(将来的な回復の見込み)は、原因や神経損傷の程度によって異なります。

嚥下障害との関係

反回神経麻痺では、誤嚥(食べ物や飲み物が気道に入ること)が起こることがあります。

誤嚥は、誤嚥性肺炎のリスク因子(発症しやすくする要素)になります。

特に高齢の方では注意が必要です。

よくあるご質問

Q1. 声は元に戻りますか

A1. 原因や程度によります。回復する場合もあれば、後遺症が残ることもあります。

Q2. すぐに手術になりますか

A2. すべての方が手術になるわけではありません。経過をみながら判断します。

Q3. むせだけでも受診すべきですか

A3. はい。声の変化がなくても、嚥下機能に問題がある場合があります。

院長より

声の変化は、周囲から気づかれる前にご本人が違和感を覚えることが多いです。
「なんとなく声が出にくい」と感じたら、それは大切なサインです。

反回神経麻痺は、原因の検索が非常に重要です。
私は、のどだけでなく首や胸の可能性も視野に入れて評価します。

青森県黒石市で声のかすれやむせにお悩みの方へ。
こみせ通りクリニックで、丁寧に原因を探り、最適な治療を一緒に考えていきましょう。

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